日本カールレーヴェ協会(JCLG)の設立趣旨
日本カール・レーヴェ協会(以下、レーヴェ協会)は、シューベルトと同時代を生き、さらに約40年も長く活躍したドイツの作曲家カール・レーヴェの魅力を演奏を通じて紹介し、皆様とそのワンダーランドを楽しく共有したいとの思いから設立されました。
私たちの初期の目的であり、世界初の試みであった「作品番号付き全歌曲演奏」は、1985年4月20日に始まり、2008年5月25日の第22回のコンサートで達成しました。
次なる課題は、歌い残している合唱付き歌曲や作品番号がない作品の演奏紹介です。また、ピアノ曲、器楽曲、合唱曲なども折にふれて紹介し、レーヴェの全体像に迫ります。
さらに夢を膨らませ、これからはレーヴェのみならず、ほかのドイツ歌曲の素晴らしい世界の再発見、リート・ルネッサンスを同時に目指してまいります。
ソロ・リサイタルを開催できる新人からベテランが趣旨に賛同して集まり、それぞれの個性豊かな芸術観の舞台をお楽しみいただきます。
このようなわたしたちの活動が、日本の声楽界の発展の一翼を担うことに繋がればと願っております。
2012年8月 代表 佐藤征一郎